これを順番に読んでいただければ、罪悪感が生まれる仕組みが分かります。
人間である以上、まったく罪悪感を感じたことのない人はいないはずです。
なぜなら、私たちには「良心」が備わっているからです。
その「良心」に背いた時に、「罪悪感」を感じるように心の仕組みはなっているようです。
今回は、その罪悪感を持っていると、
どういうことが実際人生で展開されていくかということのお話をしたいと思います。
罪悪感、言い換えれば「罪の意識」ですね。
これは、感じるのは痛みを大変伴います。
「私は罪深い」「私は悪い人間だ」という、自分を責め立てる気持ちは、
自分自身を痛め付ける様な現実を引き寄せます。
棚田克彦先生のご著書、
こういう文章があります。
「結局、私たちが見ている世界は、自分の無意識の心の世界を下界に投影したものに過ぎません。
私たちが普段経験する、他人との関わりや身の周りで起きる出来事、
世の中のすべては自分の内面を現実世界というスクリーンに写し出して見たものに過ぎません。
つまり、自分の目に映る世界は、すべて自分自身です。」
本当に私たちの見ている世界は、自分自身なんでしょうか?
もし、私たちの心の中に「私は罪深い」という思い込みを持っていて、
自分自身を責めている状態があったとしたら、
自分の見ている世界は、どのように自分自身に働きかけてくるでしょうか?
罪悪感の深い人は心の深いところで、
「私は罪深い」「私は悪い人間だ」と、自分を罰しています。
心の中で自分を罰していて、そして罰を受けた時だけ、自分の罪が軽くなる様な錯覚を持っています。
罪の意識を持つ = 自分は罰を必要としている
これは、ワンセットです。
なので、自分の見ている世界から、実際攻撃をさせます。
パワハラ(苛めを必要としている)
過剰労働(苦しむことを必要としている)
DV(私を痛め付けてくださいと言っている)
逆らえない威圧的な人を周りに置く(私の無力感を刺激してと言っている)
借金を抱える(不安・恐怖を必要としている)
これは、他人がいて起こっていることなんですが、
他人が登場する前に、実は自分の心の中ですでに出来上がっているのです。
例えば、心の中で「自分は罪深い」と、自分で自分のことを苛めている。
それが人生に「現象化」されて、パワハラする上司を自分の人生に創造している。
例えば、心の中で自分は罪深いから、もっと苦しまなくてはいけないと思っている人は、
過剰労働をしいるようなブラック企業に勤めるような現実を創造する。
(嫌であれば辞めれるが、往々にして辞めても同じようなブラック企業にまた勤めるはめになる人生を自分で創造する)
他には、事故に合う(事故に合うという現実を創造する)、
病気になる(病気になるという現実を創造する)、
という方法で、自分を罰している結果を現実に創造して手にします。
精神世界、スピリチュアルの世界では、
目に映るもの、すべてが自分から発生しているもの(自分自身)という言い方、ものの見方をします。
その考え方を採用するなら、
自分が五感で認識できる世界は、すべて自分自身の現れと言っても良いでしょう。
私は「自分が五感で認識している時空間の範囲は、自分自身」と説明しています。
なので、自分の認識している時空からやってくる言葉、アクション、は、
すべて自分が創造していると、極端に言えばそう思っています。
(だからといって、全てに甘んじろという意味ではありません)
もし、外を歩いていて、石が飛んできて、頭に当たってたんこぶができたら、
「時空にそれをやらせた」と捉えています。
もし、それが本当だったとしたら、
私の深い部分では、痛みを必要としていて、外からの攻撃を必要としていることになります。
なぜ?
それは、自分に罪悪感があって、
罰(痛み、苦しみ、病気、上手くいかないこと)が必要だと、
無意識領域で望んでいるから。
ビリーフ(思い込み)を形成して、
自分自身の人生を苦しく、不自由にするのも、
根っこに罪悪感(罰を必要とする)が存在するからとも言えます。
であるならば、ビリーフを持つことも、
思い通りに行かない現実に苦しんでも、
自分の無意識の望みはいつでも、どこでも、叶っていることになります。
まず、
「現実は自分が創造している」と認めた先は、
現実を変えたいと思っている人が向かうべき方向は、
「だったとしたら、私の中に時空間にそのように私に働きかけさせているのは一体どんな望みが私の中にあるからだろう?」
と、
自分の無意識領域にインプットされている罪悪感に目を向けてみることがおすすめです。
それは、明確に「あの時のことで自分を責めている」とわかることもあれば、
ルーツの中に存在し、自分が生まれる前に起こった出来事で、
罪悪感を感じている(引き受けている)場合もあります。
(例えば、先祖の中で自殺した人がいたり、戦争で亡くなった祖父への罪悪感など)
分かる範囲にせよ、分からない範囲にせよ、
私たちの中に罪悪感があることで、
「快」「幸せ」「喜び」「愛情」「豊かさ」を自分の時空間に創造し、
それを受けとることへの抵抗が存在し、
それよりも、
「痛み」「苦しみ」「病気」「不幸」「上手くいかない現実」を自分の時空間に創造し、
それを受けとることを許可しています。
それが、もしかしたらあるかもー・・・と思うだけでも、
解決に向けて一歩踏み出したことになります。
つづく。
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長谷川 郁 (はせがわ かおる)
酵素断食・浄化療法
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