感情との付き合い方(自分の扱い方)②
↑郁も行きます。
「感情との付き合い方(自分の扱い方)①」のつづきです・・・
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そのために、まずは、自分の中から出てくる感情に「善」「悪」のジャッジをせずに、
そのまま感じていることを認め、表現してあげてください。
その感情を感じた時に、体がどう反応しているか?
感じて、したいようにさせてあげてください。
例えば、悲しいと感じて、胸を張ってのけぞる人は少ないと思いますが、
悲しいと感じたらうつむきかげんに自然となって、肩が上がり、咽ぶように涙が出るかもしれません。
腹が立つと感じたら、拳が握られ、それをなにかにぶつけたくなるかもしれません。
そのように、体にさせたいようにさせて、感情を肉体レベルで消費することで、
体の交感神経を刺激しっぱなしにしていたアドレナリンなどのストレス物質を消費して、
副交感神経に切り替わる体を作ります。
面白いことに、セッション中に、感情解放がなされた瞬間に、
腰痛が取れたり、肩凝り、頭痛が一瞬で消えることは多々あります。
これは、ストレスをセッションでもう一度感じていただく場面設定をして、
そこで、怒り、悲しみ、恐怖の解放を、セラピストと一緒に行うのですが、
そのときに、しっかり感じきったら、体は副交感神経(リラックス)に自動的に向かい、
緩める体になることで、症状がなくなったり、軽減します。
「そうなんだ、自分の心と体のために、自分の中から出てくる、あまり認めたくないような感情も、認めてあげたり出してあげないと、自分の健康にも関わるんだ」と、まずは、頭で理解してあげてください。
不快感情として、他に、「嫉妬」「不安」「罪悪感」「猜疑心」「イライラ」などもありますが、
「怒り・悲しみ・恐怖」が基本的な不快感情であり、それ以外のものは「代理感情」といって、本物の感情ではありません。
本物の感情以外は、感じても減らないので いくら感じてもなくならない時は、
「怒り・悲しみ・恐怖」のどれかの代理として感じている感情ですので、
どれに帰属するのか、深く感じてみてください。
例えば、「イライラ」は実は「悲しい」の代理感情です。
イライラするとき、怒っているようで、実は「悲しい」のです。
素直に悲しいを表現できなかったり、感じれなかったりすると、
「イライラ」という感じやすい代理感情で、悲しみを消費しようとします。
でも、イライラしている人って、ずっとイライラしてません?
本当は「悲しいの・・・」と泣けば、消費されて、スッキリするのです。
職場でイライラしている人とか見たら「本当は泣きたいんだね」って思って見てあげてください。
なんとなく、その人のことが理解できるようになりますよ。
自分の事においても、不安を感じている時は、実は「恐い」んじゃないかしら?
と、見てあげてください。
不安は「恐怖」の代理感情です。
私は恐い・・・って思って、恐い感情を感じてあげれば、不安がなくなります(通常「恐い」は、一人では感じにくいので、セッションでセラピストに扱ってもらった方が効果的です)。
世の中では、「いいひと」みたいな「こうあるべき」という、枠があって、こういう人であるべきだ・・・っていう枠に入らないと、人に、社会に受け入れられない・・・みたいな風潮がありますけどねー。
でも、そんな都合よく人間の体も心もできていませんから、
その枠に入らない感情は、切り捨てるということ、見なかったことにするということを長年やっていると、
体にまで影響が出ますし、そして、生きていること自体が、苦痛になってきます。
私たちは、心を持っている以上、「感じる」生き物です。
その感じかたを、理性で制限することで、自然な命の流れが途絶えてしまいます。
自分の中の感情にオッケーを出せる様になり、
感じてもいいと、許可を出せるようになり、
解放できるようになれば、
自然な命の流れを獲得することができます。
すなわち、もっと、自然に自分を受け入れることができますし、
心も体も健康になり、生きている力がみなぎってきます。
日々感じている、わたし。それは、生きているからに他なりません。
自分の中から湧き上がってくる感情は、感じてあげるために、出てきます。
意味があります。
それを、感じて、クリーニングしてあげてください。
(^^)♪