今まで24のリミッティング・ビリーフについて、何度かblogでも触れていますが、
今日はリミッティング・ビリーフを一時的に隠す役割をする「ドライバー」について、触れてみたいと思います。
24のリミッティング・ビリーフは、「○○であってはならない」といったように、
本来の状態に対してそれを「禁止」される言葉で表されます。
例えば、
「重要であってはならない」
「ありのままであってはならない」
「自分の性別であってはならない」
等です。(全部で24あるので、一部だけ紹介)
それに対し、5つのドライバーは、「○○でなくてはならない」といったように、
「○○である時だけは自分はオッケーだ」という、
自分に対しての「命令」の言葉で表されます。
ドライバーは5つですので、全部紹介してみましょう。
●完全でなければならない
●強くなければならない
●一生懸命努力しなければならない
●他人を喜ばせなければならない
●急がなければならない
です。
程度の差こそあれ、誰でも持っていると言われています。
どうですか?
大きく当てはまるなーと思うものや、
あまりないけど、場面によっては、ドライバーが強く出るなー、
など、何かこの言葉を読んで、自分の中で反応が起こっていませんか?
「あ、昔の私のことやー」
って、私は思います(((^^;)。
昔は、この、ドライバーが、強くて、本当に窮屈な生き方をしていました。
では、なぜ、このドライバーが効いてしまうのか。
その、心の仕組みをお話しますね。
興味がある人は、読み進めてみてください。
このドライバーは、リミッティング・ビリーフを隠すために、身に付けます。
例えば、禁止型のリミッティング・ビリーフの「重要であってはならない」というビリーフを持っている人がいるとしましょう。
この人は、自分は重要ではない、大切ではない…と、心のどこかでいつも感じています。
なので、ドライバーを働かせることで、
完全な私だったら重要だ。
強い私だったら重要だ。
一生懸命努力する私なら重要だ。
他人を喜ばせれる私なら重要だ。
急いで早くできる私なら重要だ。
というように、リミッティング・ビリーフを感じたくないがために(自分は重要であってはいけないと、感じたくないがために)、ドライバーを強く働かせます。
過剰な完璧主義、
過剰に弱味を見せずに、強い人間であろうする、
過剰に頑張りやさん、
過剰に人の心の面倒をみて、人が喜ぶことをしようとする、
過剰に急いでやろうとする……
等の心の癖があったら、
それは、ドライバーといって、リミッティング・ビリーフ(例では、重要ではないという感情)を感じたくないがための努力です。
ドライバーは、
「もし○○ができれば、私はオッケーだ」というように、人を現実場馴れした過大妄想へと駆り立てます。
この、ドライバー。
頑張りきれている間は、禁止型のリミッティング・ビリーフによって、作り出される、ネガティブな感情を感じなくて済みます。
しかし、ドライバーの誘惑に乗って駆り立てられていると(過剰な努力を重ねていると)、やがては禁止型のリミッティング・ビリーフ(○○であってはならない)が、作動し始め、自分の期待通りに行かない状況に陥ります。
どれだけ、努力して、隠そうが、リミッティング・ビリーフからは、逃れられないのです。
なぜなら、潜在意識にインプットされた情報なので、努力をして、それを打ち消そうとしても、
「ああ、やっぱり私は○○だ」というように、潜在意識が現実を作ります。
その結果、どんどん、ドライバーを強める人もいます。
昔の私がそうでした。
これだけ完璧な人間になろうとしても愛されないならもっと完璧な人間に…
これだけ感情を我慢して、強い人間になっても、認めてもらえないなら、もっと強い人間に…
これだけ努力しても、大切にされないのならもっと努力をして…
これだけ、喜ばせようとしても愛されないなら、もっと喜ばせれるような人間に…
これだけ急いでやっても誉めてもらえないなら、もっと早くできる人間に…
と、ドライバーが強化されるのですが、
これいつかは破綻しますよね。
皆さんは気づかれましたか?
もっと完全に、
もっと強く、
もっと一生懸命努力して、
もっと人を喜ばせて、
もっと急いで……
といっても、人間には限界があるのです。
完全も、上には上がいますし、
寝ずに努力し続けることも無理だし、
弱音を吐かずに強い人間であり続けると、心が壊れますし、
人を喜ばすといっても、喜ぶかどうかは、その人次第ですし、
もっと急いでといっても、限界があります。
そもそも、そんなふうにならなければ、
「自分は重要ではない」や、
「自分は愛される価値がない」や、
「自分は存在してはいけない」という思い込み(リミッティング・ビリーフ)自体が間違っているので、
根本を解決しない限り(リミッティング・ビリーフをはずさない限り)、どれだけドライバーを利かせてリミッティング・ビリーフを隠そうとしても、無駄な努力になります。
そして、ドライバーを持っている人は、他人にも同じ要求をしたくなります。
例えば、「私は完全でなければならない」というドライバーを持っている人は、
他人にも完全を要求したくなるという特徴があります。
ドライバー強い人って、外から見たら、そんなネガティブな感情を持っているようには、一見見えません。
頑張りやだし、完璧に見えるし、一生懸命だし、人に優しいし、せっかちではありますが(笑)。
そのドライバーのお陰で、経営者であったり、優秀な社員であったり、世の中では成功といわれるような地位や学歴を持っている人もいます。
ただ、ドライバーがあっての、ですので、
心の中は、落ち着くことを知りません。
もし、完全でなければ、私は重要ではない……なる信念のもと、
完璧主義をしているならば、完璧に出来ないこと=自分は重要ではないと、感じざる得ないからです。
私の場合、
「完全でなければ、存在してはいけない」という、存在してはいけないというビリーフを隠すために、ドライバーが強くなっていたので、それはそれは、崖っぷちにいつもいるような気分でした。
そんな私が救われたのは、言うまでもなく、このビリーフの「嘘」を見抜いた時です。
「完全でない私も、一生懸命努力しない私も、強くない私も、他人を喜ばさない私も、のんびりゆっくりな私も、生きる価値がある」
それを、自分で自分に認めてあげたときに、
大きなヒーリングが起こり、他人に認めてもらうための生き方や、
他人を喜ばすための生き方や、他人に愛されるための生き方を、捨てて、
人生が180度変わったのです。
ビリーフは、見つけにくかったりもしますが、
ドライバーは、見つけやすいですよね。
そのドライバーは、どんなビリーフを隠すために、やっていますか?
そのドライバーを手放したら、どんな気持ちになりますか?
完璧主義をやめたい人、
一生懸命努力するのが疲れた人、
強くないといけないという生き方に疲れた人、
他人を喜ばすのが疲れた人、
急がないといけないという生き方をやめたい人、
その下に隠れているビリーフを特定して、それを解除するセッションで、変わることができます。
変わったら、めーーちゃ、いい加減な人間になりそうですが、安心してください(笑)。
どちらかというと、肩の力が抜けることによって、自分の実力や可能性が伸ばせます。
楽に生きることが出来るようになるので、体も健康になります。
そう、タイトルの、ドライバーと体についてですが、
ドライバーが強い人は、交感神経優位ですので、
筋肉が固く、背中や首のコリが、尋常じゃない人多いです。
息も抜くのが下手な人多いので、呼吸も浅い人が多いです。
あなたの体はどうですか?
背中や肩が凝ってませんか?
呼吸が浅くないですか?
体のSOSを見逃さずに、断食とビリーフチェンジ・セラピーと、オイルトリートメントで、
心身から変化を起こして行くのが、酵素断食・浄化療法です。
興味がある人は、是非、お問い合わせください(^-^)。